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労働委員会の在り方を問う!~中労委に不服申立をしました

 ご報告が遅れましたが3月11日、日産財団での闘争に関連して日産自動車に申し込んだ団体交渉が拒否された件で、神奈川県労働委員会の命令が交付されました。
 結論は棄却です。直接の雇用関係にない、日産自動車に対する団体交渉拒否の申し立てですから、簡単でないことは十分に理解していました。しかし、事実の捉え方についてはまったく納得できません。
 3月15日には、コンビニ店長(加盟者)が団体交渉を拒否された事件での中央労働委員会の命令が交付されました。東京都労働委員会と岡山県労働委員会が団体交渉拒否を不当労働行為とした命令に対し、中央労働委員会は不当労働行為にあたらないと逆転の命令を交付したのです。
 日産自動車事件は日産自動車の使用者性、中央労働委員会での事件はコンビニ店長(加盟者)の労働者性がそれぞれ問題になっています。
 団体交渉は話し合いによって労働条件を決定する場です。労働組合から見た団体交渉の相手方が、決定権を持っていなければ労働条件を決定する話し合いになりません。
 そして、労働委員会は労働三権を守るため、労働組合の活動や権利を擁護するための機関です。裁判所などとはその性格はまったく異なります。公益委員、労使委員はそれぞれ、労働委員会の委員としての矜持をもって取り組んでいました。
 その昔、東京都労働委員会の会長だった石川吉右衛門東京大学名誉教授は、経営者の態度があまりにも悪かったことに憤り「他は知らんが、我が東京都労働委員会は不当労働行為とする!」と言い放ち、労働組合を救済する命令を公布したという話をベテランの某弁護士から聞いたことがあります。
 ここまでとは言いませんが、労働委員会は判例などばかりを気にするのではなく、現実の労働現場でどうすれば良好な労使関係がつくれるのか、生身の労働者をどうすれば救えるのか、を基準に労働委員会としての矜持を忘れずにいてほしいと思います。

 なお、日産自動車事件は3月20日に中央労働委員会に不服申し立てを行いました。私自身、中央労働委員会は2度目。前回は、公益委員、労働者委員、使用者委員を前にして会社側の代理人弁護士と怒鳴りあいを繰り広げるという、とってもファンキーな思い出があります。今回は、どんな思い出ができるか、わくわくしております。(関口)
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労働組合東京ユニオンの日産財団闘争を伝えるブログです。

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