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自動車業界が転換期を迎える中で

カルロス・ゴーン前会長の逮捕から4週間以上が経過しましたが、依然として日産自動車をめぐる報道は絶えることなく続いています。
日本を代表する企業で、かつ、知名度も高いため、いわばニュース性があるということなのでしょう。
報道には日産自動車に対して好意的なものもありますが、もちろん否定的なものもあります。真偽が疑われるもの、なるほどと思わせてくれるもの、ちょっとひどくないか? と思われるもの……数が多いこともあり、いろいろなニュースが混在しています。
ライドシェア、自動運転、脱化石燃料……今、自動車業界は大きな転換期を迎えていて、今後どのような変化を迎えていくのか、専門家でさえ予想が難しいと言われているそうです。
こうしたこともニュース性を高めている要因かもしれません。
今回のゴーン前会長の逮捕は、この自動車業界の転換期のひとつの象徴かもしれませんが、日産自動車にとって果たして吉と出るか凶と出るか?
いずれにしろ、今まで以上に本業に集中することが必要です。
ゴーン前会長の神格化の犠牲になった、組合員の雇用をめぐる紛争の早期解決を引き続き求めます。
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亢竜有悔―こうりゅうくいあり

今回のタイトル「亢竜有悔」は中国の易経にある言葉です。
「亢竜」とは天に昇りつめた竜。勢いを極めておごり亢(たか)ぶればかえって悔いを残すことにもなるので良く慎むこと、という戒めの言葉です。
今回のカルロス・ゴーン前会長については、報道されている逮捕容疑では、必ずしも有罪にできないのではないか、などとも言われています。
しかし、有罪となるか否かは別にして、企業のトップとしての慎みが必要であったのではないかとの指摘は免れないのではないでしょうか。
そして、もうひとつ。カルロス・ゴーン前会長という竜がここまで昇りつめるのを周囲は、なぜ止めることができなかったのでしょうか。
むしろ、昇りつめることを援助していたような側面があったのではないでしょうか。そのひとつが、日産財団が運営をしていた「逆風下の変革リーダーシップ養成講座」です。
この間実施された5日間にわたる講座の最終日には、カルロス・ゴーン前会長との直接質疑がスケジュールされるなど、通称「ゴーン学校」と呼ばれていました。
今回のゴーン前会長の逮捕で、悔いを残すことになったのがゴーン前会長本人だけでは、日産自動車という企業の内にとっても外にとって好ましいこととは思えません。
ゴーン学校の設立・運営をきっかけにした本件の組合員は、まさに日産自動車によるゴーン前会長の神格化の犠牲です。引き続き、早期解決を求めます。

注意?

本ブログについて、当該組合員が「注意」を受けました。
東京ユニオンでは、このブログ以外いくつかホームページでリンクをしているブログがあります。
いずれも組合員が働いている職場の名前を表題にしていますが、いくつか誤解がないよう、改めてこの場で東京ユニオンのブログをはじめとしたインターネットでの情報発信について説明しようと思います。
まず記事は、本人が執筆したものであっても、すべて担当の専従スタッフらが内容を確認してから、東京ユニオンとしてアップしています。
組合員本人では、思いが強くなりすぎて、いわゆる筆が滑ってしまうこともありますし、不特定多数の人が読んだときに内容が伝わりにくいこともあるからです。
このため、もちろん仕事中にブログの記事を執筆するなどということはあり得ませんし、その必要もありません。
また、基本的にアップする内容は、主に会社からの回答などの交渉状況、さらには労働委員会に提出した書面などをもとにしています。
つまり、すでに公になっている内容を初めて見た方でも理解しやすいようにして加筆・修正をしてアップしています。

ちなみに、今回の記事は組合員本人ではなく、私・本件を担当している専従の副執行委員長が執筆しています。薄給の身で購入はかないませんが、GTRやフェアレディーに憧れた世代です。同じよう思いを持つ人は、私の周囲だけ見ても決して少なくありません。その意味でも、本件争いが長期化していることに憤りを強くし、ゴーン前会長の逮捕についても憂慮しています。
理科教育助成の関係者や私のような思いをもつ者が、日産自動車に対して残念な思いを募らせることのないよう、本件の早期解決とゴーン前会長がいなくなった新しい日産自動車の飛躍を期待します。
なお、タイトルや内容をみれば誤解を受ける可能性は極めて低いですが、配慮として「Author」は東京ユニオンのみとしました。

日産財団による組合及び組合員嫌悪

2012年10月27日、組合は加入通知を財団へ送付しました。その後、財団は組合・組合員(私)に対する嫌悪を持つようになっていきました。
11月26日、事務局長K氏は「来訪者の入室許可に関する運用ルール」という内容のメールを私へ誤送信しました。メール本文には、「東京ユニオンからの要求書は受け取らないこと」や「東京ユニオン対策を前面に出すと団体交渉ネタにされるのでセキュリティーの向上策といいきる」とあります。後日常務理事S氏は誤送信に気がつき、「わだかまりが生じるといけないので説明すると、ユニオン対策とあるが、セキュリティー対策である」と苦しい言い訳をし、謝罪しました。
その他にもS氏、日産自動車H氏・H氏・Y氏が解雇するためにどうすればよいか、組合対策をどのようにするか等を話し合っていることが明らかになっています。上記の日産自動車社員の中には、日産財団の評議員を務めている者もいます。
 現事務局長代理U氏は、「日産財団の課題と私の取り組み」(2016年3月16日)という、副理事長久村氏へのプレゼン資料の中で以下のように述べていることがわかりました。
〇「組合員の業務は、危機管理(地震対応)や個人情報保護、マイナンバー、アニュアルレポート、ホームページで成果を上げたが…組合に重要情報を流すリスクがある…」
〇「問題を抱える職員の扱いについて ユニオンの問題は4年間で、労働委員会への訴えが起こるまでに進展した。今後新たなトラブルを起こさせないためにも、4月以降は他財団のベンチマークと日産財団のあるべき方向を新規業務として検討している。」
この内容からわかる通り、U氏は組合を嫌悪し、私を問題を抱える職員と考え、しかも、2016年度の業務も組合員でもよい仕事という発想で決めていることが分かります。
日産財団の主な事業は小中学校を対象にした理科教育助成と社会人を対象としたビジネスリーダー育成講座(通称ゴーン学校)であり、社会貢献を使命とする公益財団法人であります。そのような組織が、組合や組合員を嫌悪し、正常な労使関係を築くことなく、6年間にも及ぶ様々な嫌がらせを行っています。
理科教育助成の関係者である小中学校の先生や教育委員会がこの実態を知ったならば、どのような思いを抱くでしょうか。今一度考えていただきたいです。

カルロス・ゴーン会長の逮捕を受けて

昨日19日、日産自動車の取締役会長が金融取引法違反で逮捕されました。
逮捕後の報道で、ゴーン会長は日産グループの中で神様のように扱われていたとの指摘もあります。
どん底にあった日産自動車の業績をV字回復させた「業績」は、そのやり方を含め社内外に様々な影響を与えたことは間違いないでしょう。
しかし、会社の業績が好調を維持する中で批判的な意見が鳴りを潜めていき、結果として神格化されていったのではないかと推察します。
その象徴のひとつともいえるのが「逆風下の変革リーダーシップ養成講座」で、通称は「ゴーン学校」です。ゴーン会長の経営手法などを、広く社外の人たちにも伝えていくといった趣旨の説明を、この間様々な場面で直接聴きました。
参加者の募集や講師の手配などゴーン学校の実務は、日産財団が行っています。始める際、日産財団の職員の解雇を画策し、その職員が東京ユニオンに加入しました。日産財団との闘争は、まさにこのゴーン学校をきっかけに始まっているのです。
そもそも日産財団は、教育助成を行ってきた団体です。しかし、ゴーン学校を始めるため、それまで行ってきた研究助成やサステナビリティ教育助成を終了させています。
日産自動車の西川社長は、昨夜、記者会見を開きました。記者会見の冒頭に、日産の社員と日産自動車のユーザーに謝罪するものだと思っていました。しかし、謝罪を明確にしたのは株主に対してのみで、自らも被害者であるかのような姿勢に違和感を持ちました。
東京ユニオンは、日産自動車に対しても、日産財団とのつながりを指摘して不当労働行為の救済申立を行っています。この間の日産自動車の対応は、西川社長の対応に象徴されているような印象も受けています。
ゴーン会長は逮捕されたとはいえ、まだ容疑者です。今後、捜査が進む中で、容疑が明らかになっていくことを期待します。
同時に現在、神奈川県労働委員会で係争中の日産財団事件、日産自動車事件の早期解決を改めて求めます。(東京ユニオン)
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Author:東京ユニオン
労働組合東京ユニオンの日産財団闘争を伝えるブログです。

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